以下のコマンドは,Lispプログラミングの際に有益である.
^Z ^F^Z ^B
^Z ^K^Z DEL^Z BS (Kill previous Lisp form)
TAB,CR,LF)
と括弧以外の文字で構成される「単語」であるか,
さもなければ,対応する開き括弧と閉じ括弧(`('と`)',
`['と`]',`{'と`}'のいずれかの組)
で囲まれた部分(両端の括弧を含む)を指す.
したがって,Lispでいうところのフォームとは若干異なることに注意されたい.
Lispでは,例えば文字列中に現れる括弧は通常の文字とみなされる.
したがって,
(this form contains an unmatched "(")
はLispのフォームであるが,上の意味でのフォームではない.
MINEは自動インデント機能を備えている.
TABTABは,入れ子のレベルにあわせて,現在の行を「インデント」する.
つまり,適当な空白を行の先頭に挿入または削除することによって,
Lispプログラムを読みやすいものにする.
インデントの方法が何通りか考えられる場合は,
まず第1候補のインデントを実行する.
その直後にもう一度TABが入力されると,第2候補を実行する.
つまり,TABが連続して入力されると,候補を次々に実行する.
最後の候補が実行されると,再び第1候補を実行する.これによって,
ユーザはもっとも適切なインデントを容易に選択することができる.
CRCRは,行区切りをカーソルの直前に挿入し(その結果,カーソルは1行下に
移動する), カーソルの移動した行をインデントする.実行前にカーソルが行末
にあれば,新しい行をあけて,その適当なインデント位置にカーソルを
移動することになる.また,実行前にカーソルが2つのフォームの間に
あれば,それらのフォームを2つの行に分けて,カーソル直後のフォームを
適当にインデントすることになる.もしインデントの候補が複数個あれば,
その第1候補を使ってインデントするので,TABを使って最適な
インデントを選択されたい.
インデントなしに,ただ行区切りの挿入のみを行うには,次のコマンドを使う.
LF^OLFがカーソルを新しい行に移動させる
のに対して,^Oを使った場合はカーソル位置は変化しない.