修論タイトル:近距離無線通信を用いたエリア内在籍者の状態・所在提示システム

氏名:熊谷 佑弥

概要:

通信技術の進歩により、電話といった遠隔コミュニケーションは多様な方法で連絡をとることが可能になりどのような場所でも連絡を取ることが可能になった。しかし相手が会える距離にいた場合、遠隔コミュニケーションを利用しないで面と向かって話し合う方が相手との意思疎通を行いやすい。そのため相手が会える距離にいる場合は実際に会って話合うこと多く存在する。

しかし実際に会って話す場合、コミュニケーションする相手の位置を知らないと相手が何処にいるかわからないため話すことができない。また相手の会議や他の人物と会話を行っている (以下会議や会話等のことを状態と呼ぶ) 場合、相手とコミュニケーションがとれない可能性がある。

このような場合において、遠隔コミュニケーションでは相手の位置や状態がわからないため相手に連絡をとり相手の情報を取得する必要がある。しかし遠隔コミュニケーションを利用する場合、相手が連絡に気づかない可能性があるため応答してくれない可能性がある。

そこで本研究では、Bluetooth LOW Energy を用いた Bluetooth 機器 (本研究では iBeaconと表記) を利用することにより各ユーザの位置を検知し、データベースを用いてその状況を提示するシステムを提案する。

実際に開発したシステムを用いた評価事件を行った結果、システムとしては有用であるとの知見を得た。


[修論pdf][研究室内部向け情報]