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削除とキル

次のコマンドは,編集テキスト中の文字を1文字ずつ削除するためのものである.

DEL
またはBS (Delete previous character)
カーソル直前の1文字を削除する.
^D
(Delete character)
カーソル位置の文字を削除する.
これらのコマンドは,行区切りを削除するのにも使用できる. 行区切りを削除すると,その前後のテキスト行が1つのテキスト行となる.

上の2つのコマンドは1文字ずつ削除するのに対して, 一連の文字列を削除するための キル・コマンドというものが 用意されている.そのいくつかを次にあげる.

^K
(Kill line)
カーソル以降のテキスト行をキルする.
^W
(Kill region)
リージョン内のテキストをキルする.
カーソルがテキスト行の最後にあれば, ^Kはその直後の行区切りをキルする. その結果,次の行が現在の行に連結されることになる.

キルというのは,テキストの一部を削除し,削除された 部分を キル・バッファというところに保存しておくことを意味する. キル・バッファには同時に2つ以上の文字列を保存することはできない. 通常,キル・コマンドが実行されると, キル・バッファの古い内容は失われる. しかし,キル・コマンドを連続して実行すると, 削除された文字列が連結されてキル・バッファに保存される. 例えば,^Kを連続して実行すると, その間に削除された文字列のすべてが1つの文字列となりキル・バッファに 保存される.

^Y
(Yank)
キル・バッファの内容をテキストに挿入する.
このコマンドは,キル・バッファの内容を,カーソルの直前に挿入する. ^Yはキル・バッファの内容を変更しない. したがって,テキストの一部をコピーするには, まずその部分をキルし,その位置で^Yを実行してから, カーソルをコピー先に移動して再度^Yを実行すればよい.



Tsuneyasu KOMIYA 平成14年2月22日