〈ファイル名〉 で表されたファイルを開き, transcript-offが実行されるまで, 端末機への入出力をそのファイルに出力する. 指定されたファイルが存在すれば,現在の内容に追加する形で出力し, 存在しなければ新しくファイルを作成する. 他の transcript-onの呼び出しによって,すでに ファイルへの出力が行われている場合はエラーとなる. ファイルの指定のしかたについては15.3節を参照されたい. transcript-onは,〈ファイル名〉 を返す.
transcript-onで開始されたファイルへの出力を終了し, そのファイルを閉じる. 返す値は transcript-onに与えられた〈ファイル名〉 である. ただし, transcript-onによるファイルへの出力が行われていなければ #fを返す.