MINEを起動するには,TUTSchemeから次の関数を呼び出す.
MINEを起動する.
指定されたファイルが存在すれば,
MINEはそのファイルの内容をメモリにロードする.
そうでなければ,MINEは``New file
''というメッセージをメッセージ行に
出力し,編集テキストが空の状態で起動される.
後者の場合,指定されたファイルは,編集テキストが保存される際に
はじめて作成される.
いずれの場合でも,指定されたファイルが編集ファイルとなる.
ifundefinedunix
〈ファイル名〉 は,文字列ならば
そのままでファイル名を表す.
記号で表される場合は,その記号名で表される
ファイルが存在すればそのままでファイル名を表す.
そのファイルが存在しないで記号名に
`` .lsp''を付けたファイルが
存在すればそれをファイル名とする.
そのどちらも存在しない場合は記号名に`` .lsp''を
付けてファイル名とする.
引数の〈ファイル名〉が省略された場合は直前のMINEの実行を再開する.
ただし,最初にMINEを起動する時に省略されれば,
編集テキストが空で,編集ファイルがない状態で起動する.
MINEには,実行を終了するためのコマンドが2つ用意されている.
^X ^C
Discard changes? (yes or ^G):もし編集テキストの内容を保存せずにMINEを終了したければ
yes
と
入力する.そうでなければ,^G
によって^X ^C
コマンドを
キャンセルし,後述のファイル操作コマンドを使ってテキストを保存して
から再度^X ^C
を実行する.
^X Y
^X ^C
と同様,このコマンドを使ってMINEの実行を終了しても
MINEの現在の状態は保存され,次にTUTSchemeから関数 edが無引数で
呼び出された場合はMINEの実行が再開される.
MINEを呼び出した関数 edの返り値は,
^X ^C
を使ってMINEを終了した場合は ()であり,
^X Y
を使った場合は,ロードされたファイルの名前を表す文字列である.